下町とは、昔ながらの低地の街のこと。木造の家、小さなお店、今でも「おはよう」と声をかけ合うご近所さんがいる東京です。谷中・根津・千駄木のあたり(地元では「谷根千」と呼びます)は、震災や戦争の被害が比較的少なく、今も人の暮らしが息づく街。テーマパークではありません。約3時間で歩ける、のんびりルートを紹介します。
予算¥0〜1,500(食べ歩き代)
所要時間約3時間・3km
おすすめゆったりした土曜の午後
スタート日暮里駅 西口
ステップ1:谷中霊園
1 谷中霊園
暗い場所に聞こえるかもしれませんが、東京でも指折りの気持ちいい散歩道です。長く続く並木の中央通り、苔むした墓石、そして住みついた猫たち。家族のお墓参りに来ている人もいるので、静かに歩きましょう。
ステップ2:古い銭湯でアート鑑賞
2 SCAI THE BATHHOUSE
築200年の銭湯を改装した本格的な現代アートギャラリー。もとの屋根と煙突がそのまま残っています。展示は2か月ほどで入れ替わるので、行く前に内容をチェックしてみてください。
ステップ3:夕やけだんだんと谷中銀座
3 夕やけだんだんと谷中銀座
「夕やけだんだん」と呼ばれる階段からは、こぢんまりとした昔ながらの商店街・谷中銀座が見下ろせます。肉屋さんのコロッケやメンチカツ、おせんべい、たい焼きと、つまみながら下っていきましょう。食べるのはお店の前やベンチで。人混みの中での食べ歩きは控えめに。
ステップ4:へび道
4 へび道
まるでヘビのようにくねくね曲がる細い路地。昔の川を暗渠にした跡をたどっているからです。小さな家、鉢植え、小さなお店が並びます。南へ、根津方面に歩きましょう。
ステップ5:根津神社
5 根津神社
東京でも最古級の神社のひとつ。漆塗りの社殿と、斜面に続く小さな赤い鳥居のトンネルが見どころです。4月には斜面が何千株ものツツジで埋め尽くされますが、一年中静かで落ち着いた場所です。
さんぽを楽しむコツ
- 木曜〜土曜の午後がおすすめ。月曜休みの小さなお店が多く、ギャラリーは日曜・月曜休みです。
- 小銭を用意。昔ながらのお店は現金のみのことがよくあります。
- 住んでいる人に配慮を。ここは住宅街です。窓の中を撮影したり、玄関先をふさいだりしないようにしましょう。
- 締めはお風呂で:このエリアには銭湯が点在しています。銭湯ガイドもどうぞ。
使えるフレーズ
- これ、一つください — 商店街で指さしながら、ひとつ注文するときに。
- ここで食べてもいいですか? — 買ったものをお店の前で食べていいか確認するひと言。
- 根津神社はどちらですか? — 道に迷ったら、近所の人にこう聞いてみましょう。
谷中は、僕の祖父母が見てもきっとわかる東京です。ベランダの洗濯物、お寺の鐘の音、角を自分の縄張りにしている猫。ゆっくり歩いてください。全部見ることが目的じゃない。100年もの間、人がここでどう暮らしてきたかを感じることが目的なんです。
— John Nanjo
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出典:Tokyo Art Beat – SCAI THE BATHHOUSE、文京区 – 根津神社
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