Living in Japan

地元の人が愛する下町さんぽ:谷中・根津・千駄木

歩いて楽しむ昔ながらの東京。墓地の並木道、銭湯を改装したギャラリー、谷中銀座の夕やけだんだん、くねくねの「へび道」、そして根津神社の赤い鳥居。約3時間のルートです。

文 JOHN NANJO 2026.10.24 3 分で読めます

下町とは、昔ながらの低地の街のこと。木造の家、小さなお店、今でも「おはよう」と声をかけ合うご近所さんがいる東京です。谷中・根津・千駄木のあたり(地元では「谷根千」と呼びます)は、震災や戦争の被害が比較的少なく、今も人の暮らしが息づく街。テーマパークではありません。約3時間で歩ける、のんびりルートを紹介します。

予算¥0〜1,500(食べ歩き代)

所要時間約3時間・3km

おすすめゆったりした土曜の午後

スタート日暮里駅 西口

ステップ1:谷中霊園

1 谷中霊園

無料 · いつでも(明るい時間がおすすめ) · 日暮里駅西口から徒歩2分

暗い場所に聞こえるかもしれませんが、東京でも指折りの気持ちいい散歩道です。長く続く並木の中央通り、苔むした墓石、そして住みついた猫たち。家族のお墓参りに来ている人もいるので、静かに歩きましょう。

ステップ2:古い銭湯でアート鑑賞

2 SCAI THE BATHHOUSE

無料 · 12:00〜18:00 · 日・月・祝休み · 谷中6-1-23、日暮里駅から徒歩6分

築200年の銭湯を改装した本格的な現代アートギャラリー。もとの屋根と煙突がそのまま残っています。展示は2か月ほどで入れ替わるので、行く前に内容をチェックしてみてください。

ステップ3:夕やけだんだんと谷中銀座

3 夕やけだんだんと谷中銀座

散策は無料 · お店はだいたい10:00〜18:00、月曜休みの店もあり

「夕やけだんだん」と呼ばれる階段からは、こぢんまりとした昔ながらの商店街・谷中銀座が見下ろせます。肉屋さんのコロッケやメンチカツ、おせんべい、たい焼きと、つまみながら下っていきましょう。食べるのはお店の前やベンチで。人混みの中での食べ歩きは控えめに。

ステップ4:へび道

4 へび道

無料 · 千駄木と根津の間

まるでヘビのようにくねくね曲がる細い路地。昔の川を暗渠にした跡をたどっているからです。小さな家、鉢植え、小さなお店が並びます。南へ、根津方面に歩きましょう。

ステップ5:根津神社

5 根津神社

無料 · 日中 · 根津駅または千駄木駅(千代田線)から徒歩5分

東京でも最古級の神社のひとつ。漆塗りの社殿と、斜面に続く小さな赤い鳥居のトンネルが見どころです。4月には斜面が何千株ものツツジで埋め尽くされますが、一年中静かで落ち着いた場所です。

さんぽを楽しむコツ

  • 木曜〜土曜の午後がおすすめ。月曜休みの小さなお店が多く、ギャラリーは日曜・月曜休みです。
  • 小銭を用意。昔ながらのお店は現金のみのことがよくあります。
  • 住んでいる人に配慮を。ここは住宅街です。窓の中を撮影したり、玄関先をふさいだりしないようにしましょう。
  • 締めはお風呂で:このエリアには銭湯が点在しています。銭湯ガイドもどうぞ。

使えるフレーズ

  • これ、一つください — 商店街で指さしながら、ひとつ注文するときに。
  • ここで食べてもいいですか? — 買ったものをお店の前で食べていいか確認するひと言。
  • 根津神社はどちらですか? — 道に迷ったら、近所の人にこう聞いてみましょう。

谷中は、僕の祖父母が見てもきっとわかる東京です。ベランダの洗濯物、お寺の鐘の音、角を自分の縄張りにしている猫。ゆっくり歩いてください。全部見ることが目的じゃない。100年もの間、人がここでどう暮らしてきたかを感じることが目的なんです。

— John Nanjo

あわせて読みたい

出典:Tokyo Art Beat – SCAI THE BATHHOUSE、文京区 – 根津神社

聴く · THE NANJO ROOM

ジョンに質問

この記事について質問がありますか?東京在住のジョンが直接答えます。

LINEで質問 ↗メールで問い合わせ

あわせて読みたい